自動車保険や生命保険を契約するにあたって必要な準備物を知っている人は多くても
学資保険を契約するにあたって必要な準備物を知っている人は少ないと思います。
そこで、学資保険を契約するにあたって必要なものをまとめてみました。
学資保険に加入するときに、保険会社に必要な書類を提出して審査を受けるのですが、
診査を受ける時に必要な書類や書類の内容をおさらいしながら、説明していきます。
診査を受ける時に必要な書類は以下になります。
1.申込書
2.クレジットカード払いや銀行振替の依頼書
3.告知書
4.本人確認書類
の4つになります。
では、4つの書類の詳細を説明していきます。
1.申込書
保険を契約するにあたって、必ず記載・確認する申込書は
・契約者及び被保険者の個人情報
・契約プラン
・保険料
など、保険の詳細が記載されています。
下記で説明する告知書と同じように、虚偽の内容を記載内容にすると
契約や特約が解除される可能性があります。
嘘などをつかずに、包み隠さず記入しましょう。
学資保険には加入年齢の制限が存在していて、
入院給付金付きや育英年金・保険料払込免除などの保障重視の保険プランに申し込んで診査を受ける場合、
傷病歴や健康状態は厳しくチェックされます。
また、申込書の書き方で気を付けなければならない点が5つあります。
気を付けなければならない5つの注意点は以下の通りです。
・契約者と被保険者の氏名は契約者が記入すること。
・必ず、黒のボールペンを使用して記載すること。
・氏名は「戸籍上の漢字体」で書くこと。
・印鑑は枠内にはっきりと押すこと。
・訂正時は訂正箇所を二重線で消して、抹消線に訂正印を重ねて押すこと。
契約した後で、契約者や被保険者の氏名・住所、連絡先など
何かしらの変更があった時は、保険会社に連絡して変更手続きを必ずします。
2.クレジットカード払いや銀行振替の依頼書
申込書の下部分に記載されている「クレジットカード払いや銀行振替の依頼書」と言う書類があります。
依頼書には、保険料の払込に利用する金融機関やクレジットカードの情報を記入します。
この依頼書に記入する保険料払込口座や
クレジットカードの名義人は契約者本人に限られています。
と言うのも、契約者と口座名義人が別人にできない理由は2つあって
1.贈与税対象になるなど、不利益が発生する可能性が発生する
2.学資保険を解約する場合、口座名義人から解約の申し出があっても、
契約者は別の人なので解約できない
と言うものです。
依頼書に記載するクレジットカードや銀行の口座は、必ず
契約者本人名義のクレジットカードや銀行の口座でなければいけません。
その理由の1つは贈与税の対象になった時に、不利益になる可能性があることです。
また、契約を止める状況に陥った時、
契約者と口座名義人が別であっては、変えることができないということです。
そのため、契約者本人のクレジットカードや銀行口座を使用しましょう。
おじいさんやおばあさんが払い込みをする場合は、契約者の名前を祖父母にしましょう。
3.告知書
学資保険の場合は、生命保険や医療保険などと異なり、
医師の診査や健康診断書の提出は必要ありません。
が、診断書の代わりに「告知書」を提出しなければいけません。
告知書は、保険をかけられる対象である「被保険者」や
保険を契約する「契約者」が過去に罹った病気や怪我の経歴
現在の健康状態や職業などに関する「質問表」のことなんです。
保険会社は告知書の内容で契約可能かどうかを判断するので、
こちらも虚偽報告は絶対にダメです。
学資保険の加入で不利になりかねない事実を保険会社に申告しなかったり、虚偽告知をしたりすると
告知義務違反として契約や特約が解除されてしまう可能性があります。
契約や特約が解除されてしまうと、お祝い金や保険金を受け取れなくなってしまうので、
告知書には、正直に真実をありのままに書きましょう。
ここで一つ気をつけておかないといけないポイントがあります。
保険代理店の担当者やセールスの人に健康状態や傷病歴を話しただけでは
告知したことになりません。
口頭説明はあくまで説明だけなので、告知したことにはならないんです。
必ず書類でしっかりと保険会社に告知することが必要不可欠で大切な事です。
意向確認書
学資保険の契約を申し込む人の考えや目的(=意向)と、保険商品の内容が一致しているかどうかを
契約前に確認する為の書類です。
保証内容や保険期間・保険料払込期間、保険証や保障額、解約払戻金・配当金などの各項目では、
保険を案内した内容で大丈夫かどうか
内容は理解できているかどうかに関して
「はい」か「いいえ」に丸を付けていくという2択の質問票です。
「いいえ」に丸をつけてしまうと「確認内容に問題がある」と見なされてしまい、
申し込みの受け付けができなくなってしまいます。
機械的に「はい」に丸を付けても問題ないのですが、契約後のトラブルを防ぐ為にも
各項目の内容をきちんと把握し、わからないことや疑問点を解消してから
「はい」に丸を付けることをおすすめします。
4.本人確認書類
保険の契約をする際に、保険を契約する契約者の公的書類など、
本人確認書類の原本やコピーを提出することで、
・氏名
・住所
・生年月日
など、本人を特定する事項や職業・事業内容の確認を行ないます。
こちらも、金融機関がテロに対する資金提供場所して使用されたり
マネーロンダリングに利用されたりすることを防ぐ目的があります。
本人を確認する書類の例としては
・運転免許証
・健康保険証
・写真付き住民基本台帳カード
・旅券(パスポート)や乗員手帳
・住民票の写し
・年金手帳
・母子健康手帳
などがあります。
本人確認書類の提出は新規で契約する時以外に、契約内容を変更する時にも必要となります。
また住所や氏名などが変わった時も、保険会社に連絡して変更手続きを取る必要があります。
学資保険は1つのところに断られても他のところに入れることもあるので、
何件か候補をピックアップしておきましょう。
と言うのも、最初に申し込んだ保険会社から加入を断られても、
その次に申し込んだ保険会社など、他の保険会社に問題なく加入できる場合も起こりうるので、
いくつか保険会社の学資保険のプランを比較し、検討することが大切です。